くわしいプロフィール
司法書士・行政書士・貿易事務代行の小さな事務所をやっております、成田と申します。
主な対応地域は首都圏および関東ですが、貿易事務代行は全国リモート対応可能です。
出身地:東京都
住んだことのある場所:栃木県宇都宮市、中国上海市
学歴:大学卒(外国語学部)
その他の資格:通関士、行政書士、海事代理士
趣味:旅行、マイナー映画、登山、釣り
Why貿易?過去の経歴
新卒で就職してから10年余り、貿易・輸出入の仕事をしておりました。業界内で何度か転職しましたが、貿易・輸出入の仕事はとても楽しく、漠然と「ずっと貿易の仕事を続けていくんだろうなぁ」と思っていました。
社会人デビューは工業部品メーカー
何もできない新卒の私を根気よく指導していただき、とても良い職場でした。
ただ…いつも同じ自社製品を同じ代理店に輸出するのみなので、「違う商材も扱ってみたいし輸入もやってみたい、何なら海外で働いてみたい!」と思い、3年ほどで退職し、中国に行ってみることにしました。
(20代の勢いっていいですね…。)
中国で国際物流
大学の専攻が外国語(中国語)だったので、中国は学生時代に1年間留学していたことがあり、何のツテもない単身での渡航でしたが不安はなかったです。留学ビザを取得して、とりあえず学校に通いながら現地採用の仕事を探し、国際物流の会社に就職しました。
職場は上海の「外高橋」という港湾エリアで、当時は飲食店なども少なく不便でしたが、仕事は楽しく、学びも多かったです。
非正規社員で通関業
帰国後は、事情があり短期の契約社員として通関業者に就職しました。主な仕事内容は化学品の輸出入で、決して簡単な業務ではありませんでしたが、時給は1,100円でした。
契約期間が満了し、なぜ更新しないのかと理由を聞かれたため、
「時給1,100円で都内の一人暮らしは難しいので、今後は正社員の職を探すつもりです。」と正直に答えたところ、会社の偉い人に
「給料が不満ということは、自分を高く評価しているつもりか?調子に乗るな!」
と言われ非常に驚いたことが、今でも印象に残っています。
普段接することのない偉い人からはキツい一言を頂いてしまいましたが、上司や同僚は優しい方ばかりで居心地の良い職場でした。
アパレル企業
貿易・輸出入の業種で転職4社目になっても、まだまだ知らないことがありました。
この会社は、中国・欧米ほかロシアなどとも取引があり、三国間貿易やアパレル特有の関税の減免制度など、学びも多く仕事は楽しかったのですが、会社の経営が少しずつ厳しくなっていくのを感じていました。入社当時にはあったボーナスがゼロになり、社内の雰囲気も覇気がなく、当時の上司は居眠りが日課…。
正直、転職に失敗したなと思いましたが、20代で5社目の転職ともなれば履歴書の印象が悪いと思い、「通関士」という貿易系の国家資格を取ろうと決心します。
国家資格を取りまくる!
司法書士として仕事をしている今でこそ、高学歴と勘違いされることもありますが、私の出身大学の偏差値は35~45、大学名で検索すると「○○大学 ヤバい」が検索候補に上がるような対外イメージです。実際はヤバいなんてことはなく健全な大学でしたが、子供時代から大学卒業まで、あまり勉強をしてこなかったのは事実です。
貿易系国家資格の通関士は合格率10%ほどですので、決して簡単ではありません。「こんな自分が合格できるだろうか…」と不安でしたが、資格スクールに20万円ほど払ってしまったので後には引けません。通勤電車で参考書を読んだり、退勤後に資格スクールに通ったり…会社の人に気付かれないようにコッソリ勉強していました。
合格発表の日、上司が居眠りしている隙に、税関のホームページを開いて確認したら、自分の番号があって驚いたあの瞬間を今でも覚えています。1回目の挑戦で自分がまさか合格できるとは信じられませんでした。
この出来事で勢いがついた私は、その後、様々な国家資格を取得しましたが、思い返せば通関士に受かったときが一番嬉しく、また、ターニングポイントだったと思います。
2014年 通関士 合格
2015年 行政書士 合格
2016年 海事代理士 合格
2018年 司法書士 合格
行政書士の合格後、先ほどのアパレル会社を退職しました。最近知ったのですが、数年後にその会社は解散して無くなってしまったようです。
工業部品メーカー
くだんの解散したアパレル会社の経験から、「会社に属さない働き方」を真剣に考えるようになっていたので、せっかく行政書士を取ったのだから、司法書士も取ってWライセンスを目指そうと決めました。
仕事と勉強を両立するため、残業が少なそうな派遣社員として、工業部品メーカーの輸出入部門に就職。商材は違いますが新卒のときも工業部品メーカーだったので、仕事のストレスなく勉強することができたのは幸いでした。
その後、実は司法書士には1回落ちていますが、落ち込まずに勉強を続けてこられたのは、貿易の仕事を純粋に楽しめていたからだと思います。アパレル企業の頃までは「ずっと貿易の仕事を続けていくんだろうなぁ」と思っていたくらいですから…。
今とこれから
司法書士に合格後、数年ほど都内の司法書士事務所に勤務したのち独立し、今は司法書士・行政書士として自分だけの事務所を開設しています。
名刺の肩書きは司法書士ですが、貿易は私のルーツともいえる仕事です。
司法書士の業務と、貿易・輸出入のサポート業務を通じて、様々な出会いが生まれたり、お客様のお役に立てたら嬉しいなぁと、日々思っています。
最後までお読みくださりありがとうございました!